ゲストは、サラリーマンのジャンプ写真『ソラリーマン』や『スクールガール・コンプレックス』で知られる写真家の青山裕企さん。とに〜との共著『東京のレトロ美術館』の撮影裏話や、お気に入りの美術館の思い出話で盛り上がります。さらに、良い写真を撮るための2つのコツ、そして亡きお父様へのリスペクトから始まった『ソラリーマン』誕生秘話に迫ります。Guest Profile
- 青山 裕企(あおやま ゆうき)
- 1978年(4月15日)、愛知県名古屋市生まれ。2005年、筑波大学人間学類(心理学専攻)卒業、上京して写真家として独立。
- 2007年、キヤノン写真新世紀優秀賞(南條史生 選)受賞。2009年〜、写真集などの著書を商業出版で100冊以上刊行(翻訳版も多数)。
- 主な作品『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『少女礼讃(しょうじょらいさん)』など。
Show Notes
- 青山さんについて
- 二人の共著・エピソード関連
- 東京のレトロ美術館:2020年にエクスナレッジから発売された、とに〜と青山さんの共著。
- 東京都庭園美術館:共著の最初の撮影地。1933年に建てられた旧朝香宮邸のアール・デコ様式の建物。
- 原美術館:東京・品川に存在した現代美術の私立美術館(2021年1月に閉館)。お二人が撮影を終えた翌日に閉館のニュースが流れた。
- 登場した写真家・アーティスト
- 野口里佳:青山さんが「一番好きな写真家」として挙げた、日常の光や風景を独特の視点で見つめる現代写真家。
- 杉本博司:世界的に活躍する現代美術家・写真家。時間や存在の根源をテーマとした『劇場』や『海景』などのシリーズで知られる
プロデューサーの編集後記
- 青山さんが明かす「いい写真」を撮るための2つのコツ、「いい光の、その場所にいること」と「撮る側のテンション」。カメラマンという黒衣を脱ぎ捨ててカラフルな私服に身を包み、被写体の瞳に自身をどう映り込ませるかという写真家としての哲学は、まさに目から鱗でした。
- そして、代名詞『ソラリーマン』誕生のきっかけが、若き日の自転車旅におけるセルフジャンプの楽しさから始まり、のちにお父様の逝去を機に「サラリーマンの格好良さ、社会を支える主役たち」への肯定へと昇華したプロセスには深く胸を打たれました。
- 物質としての写真の価値にこだわり、「写真展をやらない写真家は終わりだ」と言い切る青山さん。20人のアシスタントを率い、新ギャラリーをオープンさせるその底知れぬ情熱にインスパイアされる、熱量抜群の前半戦でした。