• 日本初のテグス技法の採用やスワロフスキーの導入など、コスチュームジュエリーの歴史を俯瞰。パリや渋谷での定点観測から導き出された鋭い流行分析と、装身具を「自分を表現し、他者とつながる道具」と定義する独自の美学を紐解き、時代を超えて人々を魅了し続ける装いの本質を語ります。
  • Guest Profile

    • 田中元子
      • アクセサリーミュージアム館長。国内でも珍しい「コスチュームジュエリー」を中心としたファッションを扱う私立美術館の運営を担う。同館は夫・田中美晴(タナカヨシハル)と共に仕事上の研究や趣味が嵩じて収集した膨大なコレクションを基に設立。約5万点という世界屈指の所蔵品を通じ、装身具の歴史や文化を伝える活動を行っている。2025年には開館15周年を迎え、コスチュームジュエリーに限らず装いの文化に関する企画展を精力的に企画。

    Show Notes

    • アクセサリーミュージアムについて
    • 話題に上がった人物・用語
      • スワロフスキー:日本で無名だった時代に、館長の両親が船で輸入し国内のデパートへ普及させた。
      • 館長がデザインしたブローチ
      • 館長がデザインしたブローチ
      • スマイルバッジ:1970年代に館長がいち早く米国の流行を察知し、日本で10万個の大ヒットを飛ばした伝説的アイテム。
      • スマイルバッジ
    • 展覧会情報
      • 企画展「ミリアム・ハスケルをご存じ?」
        • 前期:2026年1月13日〜4月25日 / 後期:4月28日〜7月25日。
        • オシャレ割引:アクセサリーを身に着けて来館すると入館料が100円引きになるユニークな制度

    プロデューサーの編集後記

    • 本来は農業や牧畜を志していたという館長が、親の期待に応えて飛び込んだアクセサリーの世界で、10万個超えの「スマイルバッジ」ブームを巻き起こすヒットメーカーへと転身した物語に、人生の不思議を感じました。
    • 「流行は30年周期で繰り返す」という言葉の通り、現在の渋谷でブローチやパールの再流行をいち早く見抜く鋭い審美眼は、長年の海外買い付けと徹底した街頭での「定点観測」に裏打ちされたプロの凄みを感じさせます。
    • ジュエリーを「自分を表現し、他者との会話を生むコミュニケーショングッズ」と定義する視点は、美術番組として「装うこと」の本質的な価値を再発見させてくれる、非常に刺激的なお話でした。
    番組に関する感想は、 #そろそろ美術の話を で投稿されています。ぜひご覧ください。

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